おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。
婚活がうまくいかないと感じるとき、その原因が「相手に対する期待の高さ」にあることがあります。
もちろん理想を持つことは大切ですが、それが行き過ぎると、かえってご縁を遠ざけてしまうこともあるのです。
今回は、「相手に求めるものが多すぎるかもしれない」と感じたとき、どのように考え方を調整すればよいかをお話しします。
■ 問題点:期待が高くなると、現実とのギャップが生まれる
婚活では、多くの方が「優しくて経済力もあって、容姿も好みで、会話も上手で…」というように、いくつもの理想を挙げがちです。
しかし、現実には「すべてを満たす人」はほとんどいません。
それでも、「この人は違う」「もっといい人がいるはず」と判断を急いでしまうと、せっかくのご縁も先に進みません。
これはビジネスで言えば、採用面接で「即戦力で、成長意欲があって、給与も低くて、離職率も低い人材が欲しい」と言っているのと似ています。
理想だけを見ていると、現実的な選択肢をすべて逃してしまうのです。
■ なぜ期待が高くなってしまうのか?
背景には、過去の恋愛経験、周囲の結婚状況、SNSの影響、自己評価とのバランスなど、さまざまな要因があります。
特に、婚活が長期化すると、「この人を逃したらまた時間がかかる」という焦りと、「これだけ頑張っているのだから、相手も理想的であってほしい」という気持ちが交錯して、判断が厳しくなる傾向があります。
■ 対策①:「自分が譲れない3つ」を書き出す
まずは、自分にとって本当に大切な「譲れない条件」を3つに絞ってみてください。
例えば――
・子どもを望んでいる
・共働きを希望している
・お互いを尊重できる性格
逆に、「年収は〇〇万以上でなければ」「実家の距離は〇時間以内」など、希望条件はあっても絶対ではないものと切り分けてみましょう。
この整理だけでも、自分が何を求めていて、どこで判断していたのかが明確になります。
■ 対策②:相手の“良さ”を探す視点を持つ
条件がひとつでも満たされないと「違う」と判断してしまうのではなく、「どんな良さがあるだろうか?」という視点で相手を見てみましょう。
たとえば、「見た目は好みでなかったけど、話しやすくて居心地がよかった」
「年収は希望より低いけど、価値観や考え方に誠実さを感じた」など。
これは採用面接でも同じです。すべての条件を満たす人材がいない中で、「この人のポテンシャルや人間性はどうか?」という視点で見れば、良いご縁に出会える可能性が広がります。
■ アイマット・マリッジのサポート
私たちは、希望条件を否定することはしません。
ただ、その条件が「将来の幸せ」とどのように関係しているのか、冷静に見直すお手伝いをしています。
必要であれば、過去の交際のふり返りや、相手の印象を言語化するワークも行います。
「期待」と「現実」を丁寧にすり合わせながら、ご自身に合った婚活スタイルを一緒に構築していきます。
■ まとめ
相手に期待しすぎてしまうと、現実のご縁が見えづらくなってしまいます。
大切なのは、「理想」を持ちながらも、「現実の人と向き合う柔軟さ」を持つことです。
条件の数ではなく、「この人となら一緒に歩んでいけそう」と感じられるかどうか――
その視点を、ぜひ忘れずに婚活を進めてみてください。
次回(第123回)は、
**「会話のタイミングが合わない問題の解決策」**をお届けします。
どうぞお楽しみに!
アイマット・マリッジ 代表 鈴木