✅ 第132回 スタッフの婚活実話シリーズ②「明らかに写真と違う人…おそらく7年前の写真だった」

おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。

前回ご紹介した当相談所スタッフの体験談をご紹介していきます。
理屈ではなく、リアルな婚活の現場で起きた出来事を通して、皆さんの活動にも役立つ“実践的なヒント”をお伝えできればと思います。

第132回は、「プロフィール写真と実物のギャップ」に驚いたお見合い体験です。


■ プロフィールは知的な女性。しかし、現実は…

スタッフのAさん(男性)は、あるとき「知的で落ち着いた雰囲気の女性」とお見合いすることになりました。
プロフィールの写真は、細身で眼鏡をかけた穏やかな印象の女性。医療関係のお仕事をされており、文章からも知性と誠実さが感じられたそうです。

ところが、実際にお見合いの場に現れた女性を見た瞬間、Aさんは思わず戸惑ったといいます。
体格がかなりふくよかになっており、「正直、プロフィール写真とまったく印象が違って見えた」と振り返ります。

会話の中で、彼女は「婚活を始めてから7年近くになる」と話していたため、Aさんは
「もしかして、写真も7年前のものでは…?」と感じたそうです。

もちろん、結婚相談所では「半年以内の写真を使用する」というルールがあります。
しかし、半年でここまで外見が変化することは現実的に考えづらく、不信感につながってしまったのは否めません。


■ 会話は好印象。しかし、次第に明かされる“後出しの情報”

第一印象には驚いたものの、実際に会話をしてみると、彼女の受け答えはとても丁寧で、知的で落ち着いた人柄に好感を抱いたAさん。
「写真は別としてプロフィールの印象に嘘はなかった」と感じ、仮交際へと進むことになりました。

しかし、仮交際を重ねるうちに、少しずつ気になる事実が“小出し”にされていきます。

  • 実は特定の宗教に所属しており、一度結婚したら離婚はできない
  • 地元を離れることができない
  • 結婚後は特定の生活スタイルを求められる可能性がある

Aさん自身は無宗教であり、お相手が信仰を持つこと自体に偏見はなく、引っ越して転職をすることも問題なかったのですが、価値観や生活の制約に関しては事前に知っておきたかったというのが本音でした。

一番問題に感じたのは、「なぜ最初に伝えてくれなかったのか?」という点。
お相手の考えや事情は尊重できるものの、重要な情報を後になって出されることで、信頼感に影を落とすことになってしまいました。


■ 問題は“外見のギャップ”ではなく、“誠実さ”の欠如

この体験からAさんが学んだのは、
「外見の違い」よりも、「信頼を築くうえでの誠実な姿勢」が何より大切ということでした。

写真にしても、自己紹介の文章にしても、
「相手に良く見られたい」という気持ちは理解できます。
しかし、それが現実と大きく異なる印象を与えてしまうと、出会いの入り口でつまずいてしまいます。

また、宗教や生活の制限など、結婚生活に関わる重要な情報を後出しすることは、相手に「最初から信用されていなかったのか」と思わせてしまい、結果的にご縁を遠ざける原因になる場合があります。プライバシーの問題なのでそのお話をされるタイミングはとても難しいと思います。


■ まとめ

婚活では、
**「自分を良く見せること」よりも、「今の自分を正直に伝えること」**が、信頼を築く第一歩です。

プロフィール写真は現在の自分に近いものを使うこと。
価値観やライフスタイルについては、必要なタイミングでしっかり伝えること。
これらは、出会いのチャンスを広げるための基本ルールです。

Aさんの経験は、外見や条件だけでなく、信頼関係の大切さを改めて教えてくれます。


次回(第133回)は、
**「とっても素敵な人。自分の好みでも、性格も常識的だった」**をお届けします。
ある意味で理想に近い相手との出会いと、その中で起きた少し不思議な展開をご紹介します。


アイマット・マリッジ 代表 鈴木