おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。
今回も、前回ご紹介したスタッフAさん(仮名)の婚活体験をお届けします。
今回のテーマは、**「理想的なお相手との“温度差”」**です。
見た目も性格も申し分ない方との出会いが、なぜご縁に結びつかなかったのか。
婚活ではよくある“ペースの違い”とどう向き合うべきかを考えてみましょう。
■ 写真よりも素敵な女性との出会い
Aさんがその方と出会ったのは、ある平日夜のお見合いでした。
プロフィール写真も十分魅力的でしたが、実際にお会いしたお相手はそれ以上に美しく、明るい笑顔が印象的な女性。
加えて、会話も自然で親しみやすく、気取らず、知性と落ち着きを感じさせる方でした。
「これは運命の出会いかもしれない」
そう思えるほど、Aさんにとっては理想に近い存在だったそうです。
迷うことなく仮交際に進み、デートの誘いや連絡も積極的に取りました。
しかし、ここから思わぬギャップが見え始めます。
■ 連絡が遅く、反応が薄い…その理由とは?
AさんはLINEでメッセージを送っても、返信は1日~2日後。
デートの約束も、2週間に1回できるかどうかというペース。
「他の人とも交際しているのかもしれない」と感じたAさんは、相談所を通じて確認してもらいました。
すると、
- 他に仮交際相手はいない
- 性格的に受け身で、積極的なやりとりが苦手
- 恋愛にも慎重なタイプ
ということが分かりました。
さらに、彼女は学校関係のお仕事に従事し、上司は外国人。
責任あるポジションで忙しい日々を過ごしており、「一人でも生きていけるからこそ、結婚に急いでいない」とのことでした。
■ 我慢して続けたが、やがて限界が…
Aさんはアドバイス通り、積極的に連絡を取り、気遣いを示す努力を続けました。
しかし、自分が一方的に頑張っているような気持ちになってしまい、やがて疲れを感じるようになります。
「週1回、返信があればいいほう。自分からの誘いがなければ何も進展しない。
このペースでは、1年経っても結婚の話にはたどり着けないかもしれない」
そう思ったAさんは、ついに仮交際を終了する決断をしました。
「今になっても思う。
あのとき、あきらめなければ結婚できたのか。
でも、あのままだったら、ただ時間だけが過ぎていったのかも――」
そう振り返ります。
■ 問題は“温度差”と“意思疎通の難しさ”
今回の経験からAさんが学んだのは、
どれだけ理想に近い相手でも、ペースや熱量が合わなければご縁はつながりにくいということです。
婚活では、
- 頻度やテンポの“相性”
- 気持ちを伝え合える関係性
- 受け身になりがちな状況をどうフォローするか
こうした“目に見えにくいポイント”が、成否を大きく左右します。
また、受け身な人が悪いわけではなく、その背景を理解し、歩み寄れるかどうかも重要です。
それでも限界を感じたときは、「自分に合うペース」を見極めて、冷静に判断する勇気も必要です。
■ まとめ
婚活では、理想の条件が揃っていても、心のテンポが合わなければ前に進めないことがあります。
努力することも大切ですが、無理をして消耗してしまえば、本来の自分らしさを保つのが難しくなります。
「好きだから頑張る」ではなく、**「続けられるから結婚できる」**という視点も大切にしてみてください。
次回(第134回)は、
**「大阪からお見合いの申し込みがあった」**をお届けします。
遠距離のご縁にどう向き合ったのか。お楽しみに。
アイマット・マリッジ 代表 鈴木