おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。
婚活でのご相談を受けていると、こんな場面に出会うことがあります。
「私は真剣交際に進みたかったのに、相手はまだ迷っていたようで…」
「LINEの返信が遅くなっただけで、気持ちが冷めたと思われてしまった」
どちらも悪気があるわけではないのに、**“タイミングのズレ”**でご縁が遠のいてしまう――
婚活では、そんなすれ違いが意外と多いのです。
■ 仕事でもよくある「温度差」と「スピード感」の違い
たとえば仕事の場面でも、こうしたことはよくあります。
- 部下がすぐに返信をくれると思っていたら、1日経っても既読だけ
- 同じプロジェクトでも、「早く決めたい」人と「じっくり進めたい」人がいてペースが合わない
- 上司は“任せたつもり”でも、部下は“放置された”と感じている
このように、相手の立場や状況を理解しないまま「自分の基準」で判断してしまうと、関係性にズレが生まれます。
婚活もまったく同じです。
■ タイミングのズレ=価値観の違いではない
ある方はこう話していました。
「3回目のデートのあと、真剣交際を申し込んだら“少し考えさせてほしい”と言われて…。
気持ちがないってことですよね?」
そうとは限りません。
その方は実は、とても真面目な性格で、結婚という大きな決断に対して
「もう少しお相手を深く知ってから進みたい」と考えていただけだったのです。
つまり、気持ちの有無ではなく、“タイミングの取り方”の違いだったんですね。
■ タイミングのズレを防ぐ3つの工夫
- 「今、どんな気持ちか」を小まめに伝え合う
→ 無理に決断しなくても、「今は○○と考えています」と共有するだけで、誤解を防げます。 - 沈黙=拒絶ではないと知る
→ 返信が遅い=興味がない、とは限りません。忙しさや慎重さも背景にあります。 - 焦らず、でも放置しない
→ お互いのペースが違うときは、「次の予定を一緒に決めておく」など、小さな“つなぎ”を意識しましょう。
■ カウンセラーが間に入ることで、安心できることも
当人同士では言いづらいことでも、
間にカウンセラーが入ることで、誤解やタイミングのズレを緩やかに調整できることがあります。
実際に、「実は悩んでいたけど話せなかった」
「そんなふうに思っていたなんて知らなかった」
というケースはたくさんあります。
私たちは、“言葉にできない想い”の通訳者でもありたいと考えています。
■ 最後に
タイミングのズレは、決して誰かが悪いわけではありません。
でも、それを放っておくと、もったいないご縁を手放してしまうこともあります。
だからこそ、ズレに気づいたときこそ、丁寧に向き合うことが大切。
そのプロセスもまた、「相手を思いやる姿勢」そのものなのだと思います。
■ 次回予告
次回は、「なぜ“会ってみる”ことが、すべての始まりなのか?」というテーマで、
実際に会うことでしか得られない“温度”や“雰囲気”の大切さについてお話しします。
アイマット・マリッジ代表 鈴木