「価値観が合う人」って、どう見つける?― 擦り合わせから始まる、ふたりのパートナーシップ ―

おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。

「価値観が合う人と出会いたい」
これは婚活をされる多くの方から聞かれるご希望のひとつです。

でも実際には、すべての価値観がぴったり合う人なんて、なかなかいません。
今回は、スタッフの実体験をもとに、「価値観の“合致”ではなく“擦り合わせ”」の大切さについてお話しします。


最初は違って当然。問題はそこからどう向き合うか

スタッフと今の奥様は、もともと「金銭感覚」や「時間の使い方」が少し違っていました。
たとえば、外食に対する価値観――
奥様は「美味しいものにお金をかけたい」タイプ、
スタッフは「なるべく節約して自炊したい」タイプ。

一見、価値観が合わないようにも思えますが、
大切だったのは「違うことを否定せず、話し合えたこと」でした。


ビジネスでも、“方針の違い”をどう乗り越えるかが問われる

私はこれまで、人事やプロジェクトマネジメントの現場で、
チームの意見がぶつかる場面を何度も見てきました。

「スピード重視の営業」と「慎重な法務」
「売上を重視する現場」と「コスト管理を気にする経営企画」…

方向性が違う者同士がぶつかることは当たり前ですが、
違いを“排除”するのではなく、“対話”によって接点を見出すことが、本当の強さだと思います。

婚活も、実はまったく同じです。


■ “譲れないもの”と“譲れるもの”を整理しておこう

スタッフは、交際を深める中で「自分の価値観を全部通すのではなく、どこまで歩み寄れるか」を意識したそうです。
たとえば、外食については「記念日やお祝いは奥様の希望通り、それ以外は節約に協力してもらう」というルールを設けました。

その中で、むしろ「違いがあるから、相手の考えに学べる」喜びも感じたそうです。


最後に

価値観は、「合う・合わない」で白黒つけるものではありません。
どう話し合い、どう歩み寄っていくか”こそが、パートナーシップの本質だと、私たちは考えています。

アイマット・マリッジでは、お見合い後の交際の中で、
会員様の不安や迷いに寄り添いながら、価値観の擦り合わせのサポートも丁寧に行っています。


次回予告

次回は第57回。
「結婚準備の段取りと、相談所の役割」についてお届けします。


アイマット・マリッジ代表 鈴木