おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。
婚活をされている方の中には、
「年齢的に焦っています」
「周りがどんどん結婚して、取り残されているような気がします」
といった言葉を口にされる方も少なくありません。
確かに、人生には“タイミング”があります。
けれど焦りから動き始めると、本当に望んでいる方向を見失ってしまうこともあるのです。
今回は、「焦りの正体」について、少しビジネスの事例も交えて考えてみたいと思います。
■ 焦りが生まれるのは、悪いことではない
以前、保育業界の法人コンサルをしていたとき、
ある保育園の園長先生がこう話されました。
「職員が次々辞めてしまって…早く人を入れなきゃと思って、とにかく応募者を採用しました。でも、その後がうまくいかなくて…」
焦りは、“動かなければ”という気持ちを後押しします。
けれど、目的が「とにかく埋めること」になってしまうと、根本的な課題は解決しないまま、同じ問題が繰り返されることもあるのです。
婚活もまったく同じです。
■ 「今すぐ結婚したい」ではなく、「どんな結婚がしたいか」
焦りを感じたとき、いちばん大切なのは、
「なぜ自分は今、焦っているのか?」と立ち止まってみることです。
たとえば──
- 周囲が結婚しているから?
- 親から急かされているから?
- 年齢的に“そろそろ”という空気を感じるから?
それらの外的要因が原因であることも少なくありません。
でも、人生のパートナーを選ぶのは「自分自身」です。
「誰かのペース」ではなく、
「自分が納得できる関係を築ける相手」と出会うことが、
本当のゴールではないでしょうか。
■ 焦るときこそ、“本音”が見えるチャンス
実は焦りの中には、自分自身の本当の気持ちが隠れていることがあります。
- 本当は寂しさを感じている
- 自分に自信が持てない
- 過去の失敗が尾を引いている
こうした気持ちにフタをしたまま婚活をしても、
なかなかご縁にたどりつけないものです。
焦りを「悪者」とせず、
「心の声に気づかせてくれるサイン」と捉えてみると、次の一歩が変わってきます。
■ 自分にとっての“納得のいく婚活”とは?
ビジネスの場面でも、短期の成果を急ぐあまりに、
「長期的な成長」や「本質的な価値提供」を見失ってしまうケースはよくあります。
でも、目先の成果より、
**「自分たちは何を大切にしたいのか」**という軸を持った組織は、
結果的に強く、信頼される存在になっていきます。
婚活も同じで、
焦って相手を探すことよりも、自分の軸に沿った出会いを重ねていくことの方が、
“納得のいくご縁”につながっていきます。
■ 最後に
焦ってしまうとき、人は視野が狭くなります。
でも、そんなときこそ、自分の価値観と向き合うタイミング。
焦りを感じたら、
「本当は、私はどんな未来を望んでいるのだろう?」
と、そっと問いかけてみてください。
焦りは、あなたの味方にもなります。
焦りを“動力”ではなく“気づき”として活かせたとき、
ご縁への歩みは、より穏やかに、確かなものになっていくはずです。
■ 次回予告
次回は、**「“ありのままの自分”で選ばれるということ」**をテーマに、
自分を飾らずに婚活を進めることの大切さについてお話しします。
アイマット・マリッジ代表 鈴木