おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。
婚活の場面で時々耳にする言葉に、
「自分に合う人を“選びたい”んです」というものがあります。
一方で、
「なかなか“選ばれない”んです…」と落ち込む方もいます。
この“選ぶ・選ばれる”という感覚、
もしかしたら、婚活を難しくしている原因のひとつかもしれません。
■ 「買い手市場・売り手市場」のような感覚に?
私は以前、保育法人で採用や調整の業務に携わっていました。
あるとき、採用する側の立場だった担当者が、
「優秀な人材に選んでもらえるよう、うちも変わらなきゃ」と言ったのを覚えています。
その瞬間、立場が逆転したのです。
就職活動や営業の現場でも、「選ぶ立場・選ばれる立場」が固定されているように感じられますが、
本質的には“相互選択”。
お互いが歩み寄り、納得できる形で関係を結ぶものです。
婚活も、まったく同じです。
■ 「自分が選ぶ」と思い込むと、相手が“条件”に見える
「年収はいくら?」「家族構成は?」「勤務先は?」
このように条件で相手を選ぼうとすると、
人としての魅力や、フィーリングの部分が見えにくくなってしまいます。
条件は“情報”にすぎません。
それだけで人を判断しようとすると、
本来感じるべき「心の通い方」や「安心感」を見落としてしまうかもしれません。
■ 「自分が選ばれない」と感じると、自信を失ってしまう
一方で、お見合いや交際が続かない経験が重なると、
「やっぱり自分には魅力がないんだ」と思い込んでしまう方もいます。
でも、それは**“合う合わない”の問題であり、“優劣”ではありません。**
ビジネスでも、提案が通らなかったからといって、
提案者の人格が否定されたわけではないのと同じです。
■ パートナーシップは“上下”ではなく“対等な関係”
結婚は、「支える人と、支えられる人」という関係ではなく、
“支え合う人同士”の関係です。
「この人と一緒に人生を歩みたい」
そう思える相手と出会うためには、
“選ぶ・選ばれる”の意識から一歩離れて、
「どんな関係を築きたいか」にフォーカスすることが大切です。
■ 最後に
婚活は、競争でも、品定めでもありません。
ましてや「勝ち・負け」ではないのです。
出会いの本質は、“ふたりの人生が交差するポイント”を見つけること。
そこに立場の上下はありません。
アイマット・マリッジでは、
お互いを対等に尊重し、支え合えるご縁を大切にしています。
“誰と人生を分かち合いたいか”
その問いを軸に、ぜひ自然体で婚活を進めていただければと思います。
■ 次回予告
次回は、**「『やさしさ』と『自己主張』、どちらも大切にする関係」**をテーマに、
バランスの取れた人間関係の築き方についてお届けします。
アイマット・マリッジ代表 鈴木