“ありのままの自分”で選ばれるということ― 武装を解いたとき、信頼は生まれる ―

おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。

婚活をされている方の中には、
「いい人だと思われたい」
「しっかりして見られたい」
「魅力的に思われたい」
という気持ちから、つい自分を“盛ってしまう”というお悩みをお持ちの方も多いです。

けれど、それが“がんばりすぎ”になってしまうと、
せっかくの出会いの場で、どこかぎこちなさや無理を感じさせてしまうことがあります。


■ “完璧な自分”より、“自然な自分”

これは、以前私が保育法人で総務部長をしていた頃の話です。

人材採用の面接で、
すばらしい経歴を持ち、受け答えも模範的な方がいらっしゃいました。
けれど、面接官たちが口を揃えて言ったのは、
「どこか“壁”を感じた」ということでした。

一方で、少し不器用だけれど、
子どもと関わる中で感情を素直に表現していた方には、
「一緒に働きたい」と強く共感が集まりました。

これは婚活でも同じで、
完璧さ”ではなく、“人間らしさ”の中に安心感が宿るのです。


「いい人に見せよう」とするほど、距離は遠くなる

自分をよく見せようとすることは、悪いことではありません。
でも、無理に装ったり、言葉を選びすぎたりしていると、相手は“本当のあなた”を感じ取れないまま終わってしまうことがあります。

お見合いや交際のご相談でも、
「どう話せば印象が良くなりますか?」と質問されることがありますが、
私がいつもお伝えしているのは、

「印象より、感情を伝えましょう」

ということです。

「楽しかった」「うれしかった」「実はちょっと緊張してました」
そんな言葉が交わされたときにこそ、
相手との心の距離は、ぐっと縮まります。


ビジネスでも、“素の想い”が人を動かす

あるとき、保育法人の経営者に提案書を提出する場面がありました。
緻密にデータを積み上げた提案に加えて、私はこう言葉を添えました。

「この園の先生たちが、もっと笑顔で働けるような仕組みにしたいんです」

そのとき、経営者の方の表情が変わり、
「そういう気持ちで動いてくれるのは、本当にありがたい」と言ってくださいました。

数字やデータだけでは動かなかった心が、“想い”によって動いた瞬間でした。

婚活でも同じです。
スペックや外見の良さよりも、「あなたらしい想い」が共感を生みます。


■ “本当の自分”を受け入れてくれる人が、本当の相手

長く続く結婚生活において、
ずっと自分を装い続けることはできません。

笑顔の奥の疲れも、冗談に隠した不安も、
いつか自然ににじみ出てくるものです。

だからこそ最初から、**“素の自分”を見せられる相手と出会えることが、
本当の意味での「相性の良さ」**につながっていきます。


最後に

自分を飾らずに出会いを重ねることは、勇気のいることです。
けれど、「この人となら、素直な自分でいられる」
そう思える相手に出会えたとき、婚活の景色は変わります。

あなたの“ありのまま”を、安心して見せられる相手を探していきましょう。
私たちアイマット・マリッジは、そんなご縁を大切にサポートしていきます。


次回予告

次回は、「“選ぶ側”から“選ばれる側”へ。そしてその逆へ。」
婚活における“立場の錯覚”と、本当のパートナーシップについて考えてみたいと思います。


アイマット・マリッジ代表 鈴木