“本音が言えない人”の心の奥には、何がある?― 安心して話せる関係づくりの第一歩 ―

おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。

婚活のご相談を受けていると、こんなお声をよく耳にします。

「相手にどう思われるか気になって、本音が言えません」
「本当の自分を出すのが怖くて…」
「つい、相手に合わせてしまうんです」

これは、とても正直な感情だと思います。
むしろ、自分の本音に気づいていること自体が大切な第一歩です。


ビジネスの現場でも「言えない本音」が問題を深くする

私は以前、保育法人の総務部長として、現場と本部の間に立って調整する役割を担っていました。

その中でよくあったのが、
「園長先生は不満を抱えているけれど、本部にうまく伝えられない」というケース。

放っておくと、現場のストレスが蓄積し、
人間関係がこじれたり、退職につながってしまうこともありました。

でも、丁寧にヒアリングをし、
「それって、こういう風に伝えたら本部も理解してくれると思いますよ」と
言葉を“通訳”していくと、自然と信頼関係が深まっていきました。


婚活でも、「伝え方」より「伝える姿勢」が大事

本音を伝えるのは勇気がいります。
でも、本音を伝えずに付き合い続けると──

「本当はこう思っていたのに…」
「言えなかったけど、無理をしていた…」

といった**“ズレ”が、関係性のひずみにつながります。**

婚活において大切なのは、完璧な伝え方よりも、
「自分の気持ちを共有したい」という姿勢です。

たとえば…

  • 「少し緊張してうまく話せないけど、お会いできて嬉しいです」
  • 「実は少し不安な気持ちもあります」
  • 「本音を伝えるのが得意じゃないですが、誠実に向き合いたいと思っています」

そんな“等身大”の言葉は、相手の心にもちゃんと届きます。


「安心できる場」をつくることも、ご縁の力

私はこれまで、人と人との“あいだ”に立つ役割を通じて、
安心して本音を話せる関係が、人間関係を強くすると感じてきました。

アイマット・マリッジでも、
会員さまが安心して悩みや希望を話せる場づくりを、何より大切にしています。


最後に

「本音を言うのが苦手」は、決して悪いことではありません。
でも、自分の想いにちゃんと目を向けて、
少しずつでも相手に伝えようとする姿勢こそが、信頼関係の土台になります。

婚活は、ただ“出会う”活動ではなく、
**「心を通わせる練習の場」**でもあるのです。


次回予告

次回は、
「“ご縁”を信じて動いた人が、人生で得たもの」についてお届けします。


アイマット・マリッジ代表 鈴木