おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。
結婚相談所に入会される際、よくいただくご相談のひとつが、
「理想の条件に合う人がなかなかいないんです」
「条件を下げたら負けな気がして…」
というお悩みです。
理想を持つことは、婚活において大切な指針になります。
でも、それに**「こだわりすぎる」ことが、ご縁を遠ざけてしまう**場合もあるのです。
■ 条件が“盾”になっていませんか?
「年収は●●万円以上」「身長は175cm以上」「長男以外」「都内在住」…
このように、条件でお相手をふるいにかけていくと、
残るのはほんのわずかな人だけになります。
実はその条件が、「本当に大切にしたいもの」ではなく、
“安心材料”や“世間体”で選んでしまっていることもあるのです。
■ ビジネスで例えるなら:「理想のスキル要件だけで採用すると…?」
企業の人材採用でも、
「●●大学卒」「英語TOEIC●点以上」「3年以上の実務経験あり」と
条件を厳しく設定しすぎると、候補者が極端に限られてしまいます。
結果として、
「条件には合っているけれど、社風に合わない」
「一緒に働くにはちょっと違う」
というミスマッチが起きることも少なくありません。
逆に、“人柄重視”の採用で活躍する人材が生まれることも多いのです。
■ 結婚に本当に必要な「条件」とは?
結婚後に必要となるのは、
- 困難を一緒に乗り越えられるか
- 素の自分を受け止めてもらえるか
- 安心して暮らせるか
という、**スペックでは測れない“関係性の質”**です。
条件を整理する際は、
「この条件は、なぜ大事なのか?」
「それが叶っていないと、どんな不安があるのか?」
と、自分自身に問いかけてみるのもおすすめです。
■ アイマット・マリッジでは、“価値観”の優先順位を一緒に見直します
ご入会時にお伺いする「理想条件」は、もちろん尊重します。
ですが、それを一つずつ丁寧にヒアリングしていく中で、
- 本当は「思いやりのある人」が一番大切だった
- 年収よりも「一緒に家事や育児に向き合ってくれる人」を望んでいた
- 条件では測れない「安心感」を求めていた
と、“自分でも気づいていなかった希望”が明らかになることもあります。
その気づきが、ご縁を広げるきっかけになるのです。
■ まとめ:条件は“道しるべ”、でも“地図”ではない
婚活における「理想条件」は、たしかに大切な指針です。
でも、それはあくまで「参考情報」であって、人生そのものではありません。
出会った人と向き合い、会話を重ね、
「この人と、どんな時間を過ごせるか?」と想像してみる。
**条件だけでは見えてこない“ご縁の本質”**に、
目を向けてみませんか?
次回は、
「お断りされたとき、どう受け止めればいい?」
という繊細なお悩みにお答えします。
どうぞお楽しみに。
アイマット・マリッジ 代表 鈴木