📘第69回 婚活Q&Aシリーズ⑨ Q. 理想の条件にこだわりすぎると、婚活はうまくいかない?

おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。

結婚相談所に入会される際、よくいただくご相談のひとつが、

「理想の条件に合う人がなかなかいないんです」
「条件を下げたら負けな気がして…」

というお悩みです。

理想を持つことは、婚活において大切な指針になります。
でも、それに**「こだわりすぎる」ことが、ご縁を遠ざけてしまう**場合もあるのです。


条件が“盾”になっていませんか?

「年収は●●万円以上」「身長は175cm以上」「長男以外」「都内在住」…
このように、条件でお相手をふるいにかけていくと、
残るのはほんのわずかな人だけになります。

実はその条件が、「本当に大切にしたいもの」ではなく、
安心材料”や“世間体”で選んでしまっていることもあるのです。


ビジネスで例えるなら:「理想のスキル要件だけで採用すると…?」

企業の人材採用でも、
「●●大学卒」「英語TOEIC●点以上」「3年以上の実務経験あり」と
条件を厳しく設定しすぎると、候補者が極端に限られてしまいます。

結果として、
「条件には合っているけれど、社風に合わない」
「一緒に働くにはちょっと違う」
というミスマッチが起きることも少なくありません。

逆に、“人柄重視”の採用で活躍する人材が生まれることも多いのです。


結婚に本当に必要な「条件」とは?

結婚後に必要となるのは、

  • 困難を一緒に乗り越えられるか
  • 素の自分を受け止めてもらえるか
  • 安心して暮らせるか

という、**スペックでは測れない“関係性の質”**です。

条件を整理する際は、

「この条件は、なぜ大事なのか?」
「それが叶っていないと、どんな不安があるのか?」

と、自分自身に問いかけてみるのもおすすめです。


アイマット・マリッジでは、“価値観”の優先順位を一緒に見直します

ご入会時にお伺いする「理想条件」は、もちろん尊重します。
ですが、それを一つずつ丁寧にヒアリングしていく中で、

  • 本当は「思いやりのある人」が一番大切だった
  • 年収よりも「一緒に家事や育児に向き合ってくれる人」を望んでいた
  • 条件では測れない「安心感」を求めていた

と、“自分でも気づいていなかった希望”が明らかになることもあります。

その気づきが、ご縁を広げるきっかけになるのです。


まとめ:条件は“道しるべ”、でも“地図”ではない

婚活における「理想条件」は、たしかに大切な指針です。
でも、それはあくまで「参考情報」であって、人生そのものではありません。

出会った人と向き合い、会話を重ね、
「この人と、どんな時間を過ごせるか?」と想像してみる。

**条件だけでは見えてこない“ご縁の本質”**に、
目を向けてみませんか?


次回は、
「お断りされたとき、どう受け止めればいい?」
という繊細なお悩みにお答えします。

どうぞお楽しみに。


アイマット・マリッジ 代表 鈴木