「条件で選ぶ婚活から、人柄で感じる婚活へ」― スペックより、“心が動くかどうか” ―

おはようございます。
アイマット・マリッジ代表の鈴木です。

婚活のご相談を受けていると、
多くの方が最初に気にされるのが、やはり「条件」です。

  • 年収はいくらですか?
  • どこにお住まいですか?
  • ご職業は?
  • ご家族構成は?

もちろん、生活や価値観に関わる要素として大事な情報です。
けれど私は、こう思うことがあります。

「条件」はきっかけにはなるけれど、決め手にはならない。

今日は、そんな婚活における「条件」と「人柄」の関係について、
少しだけ視点を切り替えてお話ししてみたいと思います。


「条件」だけでは、人となりは見えてこない

以前、ある法人の保育園で人材採用に関わっていたときのこと。
履歴書や資格、経歴だけを見ると「完璧」な方が面接に来られました。

ところが実際にお話をしてみると、
現場で大切にしている“子どもとの関わり方”や“チームの価値観”に、
どこかズレを感じてしまったのです。

一方、学歴やキャリアに少しギャップはあっても、
面接での表情や言葉から「この人と働きたい」と感じさせてくれる方もいました。

これは、婚活でも同じです。

「条件の良さ」は、表面的には安心感を与えてくれるかもしれませんが、
心が動くのは、やっぱり“その人らしさ”なのです。


「年収●万円」より「あなたの隣にいる時の心地よさ」

たとえば、お見合いで「条件は申し分ない」と言われる方でも、
会話が一方通行だったり、表情が硬かったりすると、
「なんだか違うな」と感じることがあります。

逆に、条件的には平均的でも、

  • 話すテンポが合う
  • 気づかいを感じる
  • 安心して笑える

そんな時間を過ごせた方には、もう一度会いたいと思うものです。


「条件重視」から「本音重視」へシフトする

婚活の初期には、「条件」を見ることが安心材料になるのは自然なことです。
でも、出会いを重ねるうちに本当に大切なのは、

「この人とだったら、うまくやっていけそう」
「弱いところも見せられそう」

という“関係性のフィーリング”であると、多くの方が実感されています。


条件は「入口」、人柄は「その先」

ビジネスの現場でも、企業を選ぶ際に「大手だから安心」と感じて入社しても、
人間関係や組織風土が合わずにすぐに離職するケースは少なくありません。

逆に、小規模でも「ここなら自分を活かせる」と感じて定着する人もいます。

婚活もまさにそれと同じで、
条件はあくまで“入口”。その先にある“関係性”を大切にしていくことで、
本当の意味で自分に合ったご縁に近づいていきます。


最後に

あなたの人生を共に歩む相手は、条件で選ぶ相手ではなく、
心から信頼し合える人”であってほしい。

アイマット・マリッジは、
条件だけでは測れない“本質的なご縁”を一緒に見つけていくサポートをしています。


次回予告

次回は、**「“理想のリスト”が、出会いを遠ざける?」**というテーマで、
婚活における“絞り込みすぎ”の落とし穴についてお話しします。


アイマット・マリッジ代表 鈴木